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思い込み会話からの脱却!8月女性会話力向上講座を受けて

今回のテーマは、だろう運転の車と同じくらい危険な「思い込み会話」についてだった。

思い込み会話とは、予測的会話もしくは目算のこと。目算をするから大誤算が生じる。相手の言葉を聴く前に、こうだろうと想定しながら会話をしてしまう。当然思い込みと違うから、話が食い違う。だから殆どの会話は、誤解と勘違いを繰り返している。

本来、会話は相手の語った内容から相手を形づくっていくもの。ところが会話をする前から、あの人はこういう人だと勝手に決めつけてしまう。ここで実際の会話内容とズレが生じたとしても、修正する処か強引に自分が決めつけた相手に捏造してしまう。こういう構造が誤解を生む思い込み会話。

なぜそうまでして思い込みをしてしまうのか?

人には、私の方が正しいという誤った確信がある。どうしても自分を中心に置いておきたい。また、実際の相手が自分の予測とズレただけで間違いではないのに、間違ったことにして否定と受け取ってしまう。
人間の一番の恐怖は否定。だから否定される恐怖で、ズレていようが強引にでも自分の思い込みを押し通そうとする。



単なる差異で、どちらが優越でも劣等でもないのに。だけど、思い込み会話の軸には自己愛が中心にあり、根本には劣等感が潜んでいる。それが思い込み会話をやめられない理由であり、劣等感からの回避である。
万が一、自分が間違っていたになれば、それは劣等感になり、相手が優位になってしまう。どうしてもその形式には持っていきたくない。だから、絶対に認める訳にはいかないのだ。

ということは、劣等感から脱却しない限り、本当の会話は成立しないことになる。更に、目の前の相手を自分の優位性を示す道具にし続けてしまう。大切な言葉をそんなふうに使いたくはない。人と人は平等で対等で比べようがないのに。劣等感に捕まって、ただの人間同士だということを忘れていた。

会話をする時は相手をよく見て、意味付けせず、そのまま聴く。決して、優越感を持とうとする会話はしないと肝に銘じる。

そしていつか、互いの存在を中心に置き、陽だまりのような心温まる交流をしてみたい。(受講生E)

 

【関連コラム】
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