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ブログ  精神分析家の徒然草 

《樹》徒然草-133

2024年4月18日(木)の毎日新聞1面の生命科学『神への挑戦』の記事に、こう書いてあった。「通常のマウスの寿命は数年だが、デバは長いもので37年以上生きる。人間に例えると数百歳だ」と。

私は以前から常々言っていた。「人は五百歳まで生きられる。何のcomplexも無意識もなければ、細胞はストレスなく、500年は再生を繰り返せる」と。



リライトできるDNAも500年使えるのと同じく、細胞は何度でも再生できる耐久性を始めから潜在的に持ってつくられていると直感していた。その根拠は、百歳以上生存した人間を基に考えると、心にストレスがなければ細胞に及ぼすダメージは限りなく零と考えると、生命はその数倍の生命力を揃えていると仮定できる。

樹木は2000~4000年も生きている。私はヨセミテ公園のジャイアント・ツリーに触れて来た。樹齢4000年以上と言っていた。そんな木が埼玉県の広さに分布生息している。

4000年の生命に触れたかったので、そこまで足を運んだ。樹間を上部に吸い上げられた勢い良く流れる血液の脈拍が聞こえた。「生きている」と実感した。4000年生き延びた生命の鼓動が抱きしめた手と体から伝わって来た。



人も住居を建てて定住生活の形態をとるが、樹木もその地に根ざして移動することはない。それと同様に人もまた、その地に根を張ってそこを故郷とする。

省みると、私も生まれた地から数百メートル離れた地に住み、それ以来居を移していない。我が人生の世界は数百メートルの外に出た事がなく、ずっとそこに生きている。むしろそこでしか生きられない事を、私は知っていたのかもしれない。

数十年を経て、流石に様変わりしたが、概ね家主は変わらず、その家の位置も当時のままで、我が家の母屋が無くなったくらいだ。長生きは、生命の法則に従って生きることだとすれば、我が身を大木に喩えればいいのだ。

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