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「心が乱れ易い人へ」 格言-130

『心の心電図は、喜・怒・哀・楽によって表れる


分析家はクライアントの心臓のペースメーカーと同じ働きをする。止まりかけたヤル気や、アンバランス(不整脈)な動きを正常なリズムへと変えていくための助けをするのが分析家である。

分析は意識と無意識の齟齬を同調へと導き、拘束された心を解き放ち、自由に律動する自我へと変容させていく。中でも感情と自我は最も結び易く、そこに心が表れる。

心がどの様な情態にあるのか、端的に表されるのは感情に乗っかった自我、即ち心である。その心の動きこそ、心の心電図となる。

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