Blog

ブログ  セラピストの格言 

「沈黙できない人へ」 格言-114

『しゃべり続けて、片時も言語活動を止めないのは、沈黙が恐いのではなく、無音と静寂の中に居る人である。それは無反響の世界で自分以外誰も居ない、孤独そのものの世界だ


この世に全く独りも居ない理解者と共感者を持たない私にとって、語り続けることしか出来ない。三十年以上も講座をし続けている。

その講座のほとんどを文字におこしているが、三蔵法師が持ち帰った唯識のお経 二千数百巻を超える文字数を語ってきたし、今も尚語り続けている。

その講義は同じ語が一つもなく、全く別な内容であるが語っていることは一つ。シニフィアンである。

孤独である故に、私は誰かに向かって語り続けるしかないのである。

私は語る。真理を語る。そして、人間とは何かを。

SHAREシェアする

一覧

HOME> >「沈黙できない人へ」 格言-114