「漫然と生きている人へ」 格言-107
『思うを想うに、思うを考えるに、そして思うを意思に変えた時、人は茫漠とした漫然たる曖昧な世界を脱し、明晰さの澄んだ透明な世界に入る』
意思も目標も目的もない漫然たる思念は、とらえどころのない砂漠に居るようなものである。
人間にとって生きるとは、明確な思考に基づく目標を持ち、そこに向かって意志を貫く、行動する精神を持つこと。それが人間の生きているということ。思いは何も創らず、何も生み出さない。唯不安と迷いをつくるだけ。
人は意思によって目標に向かって行動していく姿でしか生きられないし、人間とは言えない。