「好奇心を失った人へ」 格言-106
『人間にとっての唯一の良心は、好奇心を抱いて前へ前へと進もうとする未知への勇気と不安である』
ホモ・サピエンスは、海を渡り、生きる場所を広げてその領域を拡大し、地球のあらゆる所へ進出し、いたる所に集団・社会を作った。そこに道具をつくり、そこから言語が生まれ、その技術は拡散し、現代の我々の種の祖となった。その進化は道具と言語を創った事による。
そこに人々の間にコミュニケーションが生まれ、文化と生活スタイルが形造られていった。その進化はすべて未知への一歩を踏み出せたことによる。知の蓄積は更なる知への好奇心という推進力をホモ・サピエンスは手にした。現代の未知は果たして存在するのか。
すべてはPCによる万能感に汚染され、恰もすべてを知っているかのような幻想の裡に生きている。今こそ、ホモ・サピエンスを好奇心を持つべき時代に来ている。