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「暴力に頼ってしまう人へ」 格言-87

『知性なき人が出来ることは唯一つ、それを無視するか、非情と暴力の理不尽な力で捩じ伏せることである


知性は事の道理と真理を導き出す論理力である。事象の背後に意味を見出し、そこから新たな意味の体系へと再構築、或いは新しく構築するものである。

しかし、その知性を働かせなければ、人は感情・情動・憎悪の餌食になって、破壊のエネルギーに変容して暴力になる。所謂、言葉が出ないで手が出てしまう。人間である限り、弱肉強食であってはならない。自然界がそうであるように、共存共栄が存在様式の真理なのである。

共に助け合い、共に支え合い、そして互いに与え合う存在、それがこの世の掟なのである。その掟を破っているのが、他ならない知性を持っている筈の人類なのである。

神は人間を創り間違えたのかもしれない。が故に、神は聖者を二千年に一度、この世界に使わしているのかもしれない。

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