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うつ病とはどんな病気?うつ病を作る3つの要素

【うつ病を作る3つの要素】
うつ病は、無気力無力感抑うつ気分の3つで構成されています。分かり易くいうと「つまらない」「やる気がない」という言葉に集約されます。これは生きていく喜びがないことを表します。生きようとする意志がなく、寝ているしかありません。

【無力とは?】
無力とは、自分は何もできないことを指します。人間の能力というのは、他者を動かせるような能力(人を動かす、人を感動させるなど)のことを指します。他者が反応してくれないことが、人は一番無力感を感じます。人を動かすことを、所謂他者を操作することを、2才~4才の肛門期と言われる時期に学習しています。

無力は他者が全く動かないことを指します。ところが、その人に指一本触れてないのに、言葉で動かせたら、まるで超能力のようです。自分の言葉において他者を動かせたら、それは力のある証左になるのです。

具体的を挙げます。「子供が『お母さん、ジュースちょうだい』と言うと、お母さんが台所まで行ってジュースが出てくる」これは言葉だけで動かしました。これが言葉の力です。その言葉の通りに動いてもらわないと、言葉に力のないことになってしまいます。ゆえに無力感は否定から始まります。子供が「お母さん、ジュースちょうだい」と言葉を発しても、お母さんが「できない。自分でやりなさい」と否定すればジュースが出てこないので、自分は無力ということになります。

【うつ病とはどんな病気?】
人間は物理学的に物を持ったり叩いたりする力を学ぶのではなく、言葉から気力を学びます。それが通じないと“気力”に“無”が付き、“無気力”になってしまいます。やろうとする内側から湧いてくるものを“気”と名付ければ、それが湧き上がってこなくなってしまいます。なぜなら言葉に他者を動かす力がないからです。

気力が言葉を使って相手を動かしています。やる気はある意味でやろうという気分です。うつ病者は何もする気がしません。これを無気力といいます。

自分はやる気がなくて能力がない。言葉の力がゼロに至った状態がうつ病です。

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