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「自分に能力がないと思う人へ」 格言-70

『人間に与えられた神からの最高のプレゼントは、特別に秀でた技術や才能ではなく、考えることができる、その思考力である


パスカルはパンセの中で「人間は考える葦」であると規定した。何故それが人間を意味するのか。葦が何故考えるのか。人間と葦を同格に扱い、唯それに思考を付け足しただけが人間なのか。

パスカルに成り代わって説明すると。人間は生物学的には、動物ではなく、唯の植物に等しい。

それは葦に違いは見分けることは出来ないが、人間も一人一人の個性は恰も葦の生息に何ら変わりなく差異はないが、ただ一つ違うのは、考えることである、と思考することが人間の至高の存在を意味付ける唯一のことだと言いたいのだろう。

葦は違いの「しんにょう」を取って「くさかんむり」をつけただけだから。

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