セラピストの格言-28
『現実とは、避け難き場面に遭遇した時に自我が感じる、あの嫌な逃げ出したい衝動と闘っている時、そこにあるもの』
何事もなく、何気なく生きている現実の中では、普段、人は現実を強く意識することはない。
だが、恐怖や危機、困難や災難、窮地に追い込まれ、あれかこれか判断できずに立ち尽くしている時、人は現実に直面する。
今まで気づかず意識することのなかった現実が今、眼の前にある。これがそこに在った現実なのだ。
悲しいかな、人は仕合せで平凡な日々の中に幸せの現実に気付かず生きている。