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「家族関係に悩まされた人へ」 格言-176

『家族は、家族という閉鎖的空間の中で、歪んだ愛情を形成してしまう魔性を秘めている


何世代かが同一空間において生活する形態は、生物の基本形態である。それは、子孫を育てる必然から、機能的側面から形づくられ、それが血縁によって区切られたものが家族である。その構成メンバーの生活を営む場を家族という。

養育に必要なものは、世話と見守りである。安全に育成していく為に不可欠なものが食料と安全である。複数の人間が共同生活する上でもっとも大切なことは、コミュニケーションである。協力して事を成すためには意思の疎通がなければ事は完結しない。そこで、共通の表象をもたらす言葉や記号がつくられた。

生活の安定は、余裕と安心をもたらし、余暇を生んだ。そこから作業とは関係のない遊びが生まれ、笑いと楽しさが、そして熱狂がつくり出された。それが祭りである。

共に生きる家族は、唯生きていく、生活していくことから、楽しんで生きることを知った。そこから共感、一体、喜びの交流が、愛情になり、一体、一致できない人とできる人の差異をつくった。それが歪を生んだ。

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