「心を広く、大らかになりたい人へ」 格言-171

『謝ることで人は楽になり、許すことで人は和み、感謝することでしあわせになる』
謝れるということは、中立にして、自己の非を認めた証拠である。自己を客観視できる公平な心に行かない限り、謝罪は有り得ない。自己の正当化に動く思考を排除し、自己を断罪する中立・公平の場に立つ事の出来る自我は、自由へと解放される。
それが楽という境地である。更に、自分に非がないことが明らかな立場に居ながら、他者の非を問わない心は、争いから解放され、和合へと至る安心立命の地である。
更にその先に、そんな出会いに感謝できるなら、この世のすべてに、是も非も、善も悪もない境地へと人を至らしめる。心は善悪を超えて、幸も不幸もこえて、真の至福に至る。
それが本当のしあわせであることに気付く。