「楽に生きたい人へ」 格言-170

『生きるのが辛いのではなく、言い切れない自我の弱さに耐え切れないのが辛いのである』
コミュニケーションで、最も配慮されることは、発言した言葉が、相手の自我を傷付けはしないかである。予測のつかない受け取り方をするのが他者で、無難な言い方、即ち一般論や正論から語ることがない。
主観による見解や好みや判断は、概ね傷付ける言葉になってしまうのが常である。それは個人個人、皆、価値観や趣味・嗜好が異なり、一致することはほぼ無い為に名言を避けたり、遠回しの言い方をしたり、歪曲した言い方で、事を曖昧にして表現する。
こうして人と語る度に言い切れない中途半端な自我は、ストレスをため込んで、次第に心は重くなり、生きるのが辛くなる。