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「人間とは何かを知りたい人へ」 格言-157

『何かを誰かを好きになった時、人はそれまで死んでいた自分に気付く


知性と感情を持った人間は、言葉という象徴的世界と、感情という心の色彩が織りなす情緒を持った。この知と色は全く相容れることなく、交わることなく、独自に発達して来た。その二つが融合したのは「詩」と「絵」と「音楽」だった。

人間は、高度な次元で記号と感情を一つのものにまとめ得た。その結果、意味と感情の複合した心が対象と向き合った時に生じる心が「好き」である。

その時心は活き活きと動き出し、生命を伴った活動が心の中で発展していく。これを躍動という。この時、生の気吹を感じ「生きている」と思う。それまでは、心は死んでいたのである。それを教えるのが「好き」である。

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