「生きた人生を送りたい人へ」 格言-153
『思考は時間をつくり、論理は空間をつくる』
人間が考えるとは、言語で文章をつくることに他ならない。言語は意味を持ち、動詞をつかって動き出し、対象に向かって消滅へと急ぐ。
存在は他の存在との関係を結ぶために動詞をつかって運動を始め、存在へと回収されて、主体は、その言語のつながりとその牽引を行うのが論理で、その空間をつなぎ合わせるその場を空間といい、つながっていく運動を時間といい、人は、思考と論理において時間と空間を創出しているのである。
従って、思考しない人、論理のない人には時間も空間も存在しない。即ち言語力と数学の論理のない人には生きていることも生きたことも存在しない。が故に、生も死もなく、唯存在しているだけの三次元でしかない。意味はない。