「癒しを求めている人へ」 格言-151
『心が最も癒されるのは、安らぎの時に包まれていることではなく、無意味の中に心が静まっている時である』
人々は日々の暮らしの中で、身も心も忙しさの中で疲弊し、心が荒み、時代に翻弄されて生きている。
何処に心の安らぎを求めたらいいのか。サウナか、ゴルフか、美か自然にか。どれも一方的でしかなく、又元の生活に帰らなければならない。何と現代人は淋しい時を送っているのだろう。
意味だけを求め、否定と肯定、承認と賞賛に戦々兢々として生きていく現代人に安らぎの時も平穏の時もない。
意味を求めて、価値を求めて、幸せを求めて、唯々歩み続けていく人々と文明の行き着く先は、意味に毒された荒廃した魂の崩壊である。