「友情を求める人へ」 格言-147
『そもそも孤独な人間が絶滅せず、悲観もしないで生きていけるのは、友情という心の絆を編めるからである』
心を編むとは、心の綾を織り成すこと。心の綾とは、人間の心の奥底にある機微に触れること。心の機微とは、意識や理性や論理の及ばない、人間の情に触れること。
その情とは、言葉で表すことが出来ず、唯感じることでしかその存在を知り得ない何か。その在処は、琴線という。これに触れることで、感動や共鳴をし、心の機微があったことを知る。その場所へ導くのが、友情である。
恋愛感情や強い情愛や愛着感ではなく、人と共鳴し、人を信じ、人と共に生きていると感じさせてくれる共に生きている心を共有し、そのつながりが絆となって編み出されたものが友情である。
この世の最高の仕合せは、そんな友に出会ったことである。