「人生の勝者になりたい人へ」 格言-143
『人生に勝ち負けがあるとすれば、それは人間に成れたかどうかである』
人としてこの世に生を享け、人として生きたかどうかで、人生の勝負は決まる。人間に成れなければ負けで、人間に成れたなら勝ちである。誰に、何に勝ったのか。それは人間を創造した神にである。
神は生命としては完全だが、その生命に魂を送り、心を創らせた。魂が上手に心をつくれるかどうか試した。それは、善と悪の創造と破壊、善と悪の因子を心に埋め込んだ。
人間は自らを活かすのか殺すのか、善と悪のどちらが勝つのか、神は人間にその結着を託した。善が勝ち平和をもたらすか、はたまた悪が勝って人類が亡ぶのか。神は人間に善悪の戦いを課した。
故に人生に勝つとは、人間が善なる存在であることの証明を託されたこと意味する。その証明こそ、人間の証明、そして人生の勝者のそれである。