「この世の本質を知りたい人へ」 格言-133
『民衆の求めるものは、平和と富と健康である。それ以外はどうでも良く、時に取るに足らないクズと思って無視されているのが「真理」である。何故なら、それは人々の世界と次元を異にし、在るのに不可視な存在だからである』
真理は不可視であるが故に、人々の無視と無理解によって、いつの時代も捨てられて来た。私はその真理だけを視て、触れて来た。真に実在するのは真理だけで、この世の現象は単なる映像でしかないと、プラトンのイデア論で語り尽くした通りである。
しかし、人々はそれよりも現実の利益と快適さを求め一部の人にしか真理は伝わらず、視ることも出来ない。それらの人々は余りに少数で異端と見なされ、迫害と無視にさらされる。こうして、精神科学の人の心の真理はフロイトとラカン以上に世に伝わっていない。
この世の善は利益で、利益を産まないものは悪かクズとして処理され、人の口にのぼることはない。