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「平安を求める人へ」 格言-121

『時間は止まらない。ところが、人の心は止まる。剰え、消えていく。闇の中へ


時空を生きている肉体は、その法則に従い、朽ちていく。ところが、心は縦横無尽に時間を、過去・未来へと往来する。イメージで空間する自由に飛び交うことが出来る。

余りに自由であるが故に、そこに時空の法則が及ばないが為に、生きたり、死んだり、即ち表れたり消えたりもする。全く為体の知れない存在。それが心である。心が何者なのか、人類は最後までその正体を尽きとめることなく終わる。

得体の知れない魔物を抱えた肉体は、終生休まることはない。平安は訪れない。唯一心が穏やかになるのは、死を迎えた時である。それは心の旅の終わりだから。

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