「迷いの中に居る人へ」 格言-119
『判断と決断の迷妄を生きる限り、悔やみと屈辱から逃れることは出来ない。それに囚われない唯一の方法は、これしかないを生きることだ』
人生は常にあれかこれかの選択を迫られ、決断し、どちらかを選び、その結果の積み重ねが運命と呼ばれ、人生を形成するが、結局どちらを選んだとしても、人生は成るようにしか成らないと人は諦め、選択した自我とその時の自分の思いを忘れたり、無にしたり、無かったことや、人のせいにして、やり過ごす。
人生の主体を運命や神や人のせいにして、自らを人生の第三者にしてしまう。
結局、後悔からの逃亡の口実や言い訳をしながら、悔やみを遠ざけるしかない。人生に立ち向かう自分という存在は、結果ではなく、やるしかない限界状況で一歩を踏み出した人こそ人生の勝利者になれる。