「恋に憧れる人へ」 格言-108
『女性は想像界で恋をして、現実界で一つになり、象徴界で 大好き と言う。そして愛を求める』
女性が想像界で恋をするとは、言葉で恋のストーリーを書き、それを映像にして、眺めている。それが妄想である。
恋の妄想に浸り、ヒロインとなって純粋な愛を手にする。その想像界の至福を心に抱きながら、現実界で一つなる。それをオーガズムという。
オーガズムの無い男は、唯それを眺めるだけで、味わうことは出来ない。男の愛は言語でしか手に入らない。だから、恋愛論を書き、小説を書き、詩をつくるしか能がない。
女性は男が書いたそれを言葉で求めて、愛を一人占めする。