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セラピーのまとめ│多くのものを得るために意識的にしてきたこと

セラピーを受け始めて真っ先に思ったのは、「先生はすごい人」ということでした。私の知っているすごいの範疇を遥かに超えているから、どのくらいすごいのかは測れないけど、でもすごい先生だということだけは判りました。

セラピーを受けて少し元気になってきた頃、先生を紹介してくれた方の言葉を思い出しました。それは、「先生の言葉をすべて聞く必要はない。自分がそうだと思えるものだけを摂り入れればいい。私はそうしている」という言葉でした。

それを言われたシチュエーションから考えると、先生が私を規定した言葉が、私にとって受け容れがたいものだろうとその方は想い、私を気遣い、この言葉をかけたのだと思います。その方の想いを外して、純粋に言語としてこの言葉を聞いた時、私は次のことに気が付きました。

それは、クライアントである私が先生から言われた言葉を聞かなければ、先生のセラピーを無効にすることができる(聞かない=効かない)。先生の言葉を取捨選択すれば、捨てた部分は無効にすることができるということです。

クライアント次第でセラピーの結果が大きく変わることに気付いた私は、「セラピーで、できるだけ多くのものを得るにはどうすればいいか?」と考えるようになりました。

この思考をもとに行なってきたことは数多くあります。今その全てを思い出すことはできないのですが、思い出せる範囲で、私が意識的にしてきたことをまとめておきたいと思います。

 

セラピーで多くのものを得るために、意識的に私がしてきたこと




■先生からもらった言葉を、それを受け容れられる自分になるまでは他言しない。

先生は私が何者かについての知をくれます。それを他言すれば、その言葉の対象が誰なのかがあやふやになります。これは、言われた言葉の定着を促すために取った方策です。

■どの私に、どの言葉を置くかを考える

例えば、「肯定」という言葉を今の私に置いたとしたら、「私はこういう人だから」と今の私が肯定され、変わることができません。未来の私に「肯定」を置けば、今の私は否定され、変わることができます。

「すごい」という言葉を今の私(セラピーを受けた始めた頃の私)に置けば、一挙に「私は使命を持って先生のもとに来たすごい人だ」となり、治療を受けるべき私は消えてしまいます。治療の先にある私に「すごい」を置けば、いずれ私は本当にすごい人になれます。

■敢えて自分から先生に質問する

セラピー中、私の発した言葉に先生は反応してくれます。先生が反応してくれることで、私はここに存在しているということを、実感することができました。それはとても喜ばしいことでした。

この喜びを家でも再現したいと思った私は、セラピー中に敢えて私から先生に質問をすることにしました。それは例えば次のような簡単な質問です。

「~ができるようになりたいんですけど、どうしたらいいですか?」
「○○したらできるようになりますよ」と先生は返してくれました。

先生からもらった言葉「○○をする」を実際に行うことで、「質問した私」と「回答した先生」の存在を感じることができました。セラピーでの1分にも満たないこのやり取りが、いつも次のセラピーまでの時間を埋めてくれました。

■先生の語りを正とする

時に、先生の語りの中にある私と、今の私の間に大きな隔たりを感じることがありました。そんな時は「それが私です」とは思えず、「その私に私はなれない」とか「私にはできない」と思いました。それでも私は気持ちを切り替え、先生の言葉を正とすることにしました。

先生の言葉を正としたことで、その自分になるためにはどうすればいいか? と思考するようになりました。今の自分に対して1.6倍くらいの自分を目標値に置くのがよい、ということを講座で学んでいたので、その大きさの私を今の私にとっての理想の私としました。遠く隔たっているとはいえ、到達点の私が言語化されていたことは大きかったです。これを私が知らなければ、正確に今の私にとっての理想の私を描き続けることは、不可能だったと思います。

理想の私への同一化を繰り返し、途轍もなく遠く感じていた私に実際になれた時には、とても感動しました。

思考(=先生の言葉)は物質化(=先生の語る私に実際になる)する体験の積み重ねにより、先生との信頼関係は揺るぎないものになったと思います。

 

 

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