Blog

ブログ  クライアント様の声 

「私が居るのに居ない! そんな私が一変した」分析から学んだこと

私が居るのに居ない。
私の言葉に、誰も耳を傾けない。
私は、家族とは名ばかりの形だけの家族と言えない誰もいない環境に育った。
私は、しあわせでない汚い血を繋いではいけない! と思って生きてきた。

すべての諸悪の根源は祖母だと思ってきた。
それなのに、いつしか祖母の毎日毎日勤行する姿が、目に浮かぶようになった。

私は精神分析を受け始め、そのうち分析家の著書『心的遺伝子論』を毎日1ページ読むという勤行をすることにした。毎日継続することの難しさを、実際に体験して思い知る。そして初めて祖母の凄さを知った。
考えてみれば、毎日勤行すると決めたのも、祖母の一心に勤行する姿が目に焼き付いていたからなのかも知れない。



祖母は困難な環境の中で、いったい何を求めていたのだろうか。何を願っていたのだろうか、と思わずにはいられない。自分のことは一切そっちのけで、私たちを育てることに必死だった祖母、私を精神分析に導いてくれた、そんな祖母に感謝するようになった。

そして両親に対する不満や愛情不足の悪いイメージを全部祖母に投影していたことに、分析を受けて気づいた。
その気づきが私を一変させた。

私はここに居る。
私の言葉に耳を傾けてくれる人が居る。
私は家族ができた。血縁でなく、絆を結んだ信じられる人が家族。
私はしあわせに生きる。
(クライアントA)

※文中の  ⇨ 心的遺伝子論

SHAREシェアする

一覧

HOME> >「私が居るのに居ない! そんな私が一変した」分析から学んだこと