女の子が産みたい! 心的遺伝子論に基づいた男女生み分け法
と思っていても中々望んだとおりにはなりません。
自分では子供の性を決められない、どうしようもないからと諦めてはいませんか?
どうしようもないようで、実は母体の心が決めています。心が決まれば望む性の子供を出産できます。
人としての「性(ジェンダー)」を分析する理論体系があります。
男の子と女の子の生み分け法は、夫婦の精神分析療法により可能です。
LAFAERO1では、今までに11人の生み分け依頼のクライアント様が来られました。クライアント様は全員望む性のお子様を出産されています。
不整脈のため妊娠を止められていたにも拘らず、生み分けセラピーを受け念願の女の子を出産された、クライアントM様から喜びのお手紙を頂きました。
ここではM様のお手紙に分析者が解説する形式で、生み分け法を紹介していきます。
精神分析家著書 ⇨ 心的遺伝子論』〜精神分析的生み分け法〜 より一部抜粋
【関連コラム】
⇨ 赤ちゃんが欲しい! セラピーによる不妊治療から妊娠するまで
⇨ 不妊の原因|心理学からいえる子供ができない心的要素3つ
目次
- ○ 「女の子が欲しい」思いの強さが生み分け可能に
- ・大丈夫です。必ず女の子が産めます。
- ・夫の男性性と優しさ
- ・懐妊の前にXXに決まっていた、出産不安の出現
- ・バラ色の出産 超安産♪
- ○ 子供は愛の結晶! 望みを叶えるために
「女の子が欲しい」思いの強さが生み分け可能に
【M様】
「今まで生きてきたなかで、どうしても自分の力で叶えることのできないことが私にはあった。
それは女の子を産むこと。
すでに男の子を二人持つ母であり、二人目の出産後不整脈が出た私は、定期的にホルター心電図をすることになり、妊娠しないようにと医師から告げられた。
先生との出会いは私自身や親のことでセラピーを受けていたことが始まりでしたが、数ヵ月後に生み分けしてくださることを知って、『是非女の子を産みたいんです。よろしくお願いします』と、半信半疑でしたが、頼み込んだ私です」
【分析者】
表向きは不整脈の改善でしたが、不整脈が無くなればまた子供が望める。本当の主訴は「どうしても女の子を産みたい!」だった。脈の乱れが一体どんな心因からくるのかが、分析の初期のテーマだった。
女の子を産む意味は、見せかけの男性性を捨てて女性に戻りたかった。一貫性と主導権は夫に委ね、自分は女として理想的自我の再生を成し遂げるための女の子が欲しかったのである。
この半信半疑という文字に、Mさんの不安からくる不信感が表されている。しかし、それを持ちつつも彼女は私に頼み込んで来たのである。依頼を受けた私のすることはたった一つ、「信頼」されることである。
大丈夫です。必ず女の子が産めます。
【M様】
「先生はあっさりと『大丈夫です。必ず女の子を産めますし、不整脈も心配ないです。ただ産まれるまで三年はかかります』と。
諦めていてはいたものの、心の片隅では、〈女の子が欲しい…〉と異常なほど思いは膨らんでいた。無いものねだりだろうか…女の子を持つ母親達が凄く羨ましく思えた」
【分析者】
一番必要とされたのは、安心だった。
彼女に欠けているものは、確かなものを信じる能力だった。私の「大丈夫です」は、彼女に希望を与えることになった。
女の子は欲しいという欲求はあっても、それが異常なほど膨らんでも、彼女はどうしたらいいのか判らない。無いものねだりと諦めるしかなく、唯々女の子を持つ母親を羨ましく眺めているだけの人だった。
Mさんの「女の子を産みたい」という欲望は、並々ならぬものであることが判る。この執念といえる彼女の思いが、既に生み分けを可能にしていた。
夫の男性性と優しさ
【M様】
「先生いわく”生み分け”は、男性側にあるらしく、主人が変わらない限り女の子は産めないと‥‥」
【分析者】
Mさんの女の子が欲しいという意志は確定していたので、問題は不安と男性性の委託であった。夫にセラピーを変わって欲しいと言ったのは、男性性を顕示させることで彼女の中の男性性を夫側に転付させることができるからである。
男らしい父と女らしい母親の組み合わせと、母の願いの優位性と夫の優しさの支えが確実に女の子が生まれる背景となる。あとはこの熟成を待てばいいだけになった。
懐妊の前にXXに決まっていた、出産不安の出現
懐妊の前にXXに決まっていた
【M様】
「それから二年が経ち先生は『そろそろ大丈夫な区域に入ってきましたね』とおっしゃいました。でも完全に大丈夫とは言っていない‥‥きっと大丈夫と言われた時、すぐには妊娠しないだろうと思いつつ、もし今妊娠しても女の子が産めそうに感じていた」
【分析者】
産む性と産む時期は母体が決定する。M様の「産めそうに感じていた」というフレーズを見て、今新たに確認した。懐妊の前に染色体はXXに決まっていたのである。そしてあるセラピーの日に妊娠を告げられた。私は何の心配もなく女の子だ、治療目標は達成したと思った。
出産不安の出現
【M様】
「そして良い子を産むための妊婦セラピーが開始された。『いいものを聴き、いいものを見て、穏やかに‥‥』と。しかしながら、月が経つごとに不安に駆られていた。本当に女の子だろうかと‥‥。聞くことによって知らされる瞬間が、とても怖かった。また、出産の予定日に近づく毎に、出産自体に恐怖心が増した。ちゃんと産めるだろうか? 何か起きて死んでしまわないだろうか? とか‥‥。こんな私を先生は、『心配しないで下さい。私のところに来ている人はみんな、短時間で安産です』と自信満々の笑みでおっしゃいました。」
【分析者】
信頼の上に行ってきたセラピーだったが、彼女の奥深くに根付いている基底不安が頭をもたげ出し動揺を隠しきれなくなった。不安は些細な事柄やきっかけ、言葉でどんどん連鎖し核分裂のように増殖し膨らんでいく。早いうちにその核を取り除くことが肝心である。何度でも大丈夫、心配ないと言い続けた。
バラ色の出産 超安産♪
【M様】
「そして私は希望に満ちて出産を望んだ‥‥。それから二週間後、三時間という超安産で、私は女の子を出産した。医師から『産まれましたよ。女の子です』と言われたとき、『本当ですか』と上半身を乗り出してしまった。頭の中はバラ色の世界になった。出産の疲れなど何処へ行ったのか、私は興奮状態でなかなか寝付けなかった。『やったぁ、女の子だ。先生ありがとう』と心の中で叫んだ。一人は帝王切開、二人目は産後不整脈とハイリスク妊婦と称されていた私が、出産したその日に一人で歩いてトイレに行けたことが、自分でもびっくりでした」
【分析者】
出産数時間後、Mさんは病院の公衆電話から私のところへ興奮冷めやらない声で、「先生、女の子でした」と。喜び溢れるその声から笑顔が見えるようだった。
子供は愛の結晶! 望みを叶えるために
「バラ色の世界」と彼女は書いているが、自分が望みそして望み通りに具現化し、今眼の前にある。
この一筋の夢が現実になっていくプロセスを彼女は生きたのである。
これは意志による出産である。
神に祈ったのでもなく、医学の力に頼ったのでもなく、自分の意志によって女の子を生んだ。それが「バラ色の世界」を作ったのだ。
現実は同じでも中身が違う。
人はどんな生き方も自由だが、いかに生きるかは人それぞれの価値観によって異なるだろう。
M様が教えてくれたことは、「人が意志を持ち、それから望みを抱き、夢のように膨らみ、そして夢が現実となる道筋を生きてきた主体の存在が至る世界は、『バラ色の世界だ』」ということである。(以上『心的遺伝子論』より抜粋)
※これは事実に基づいた臨床に基づいたものをそのまま表現したものです。