「依存症」テーマ別講座を受講して

確かに依存対象として健全なものとそうではないものがあるとは思うのだが、人は「寄るべなき存在」として生まれてくるのなら、いずれにしても依存はまぬがれない。
あるのは、その対象の分散化というところだろう。
家族や恋人のみに依存が強くなれば、いくら相互依存であると言っても重くなってしまう。
現実的にみても子ども時代に正しく母に世話行動されている人の方が少ないことから、現代社会の中で、依存対象を分散化させて生きていくことはある意味において健全なことなのではないかと、先生のひとことひとことから考えるにいたった。
人が生きるためにあみだしたこの依存という概念を自分で受け入れ考えていくことで、自分が成長するきっかけにしていきたい。 (受講生:慧心)