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セラピーの効果

目次

動機と行動

人間の行動には必ずそれをする訳、すなわち動機が存在します。
心と体のいずれか、もしくは両方の動機において人間は行動します。

体の動機「欲求」
人間の生存に関わる基本的な欲求(食欲・排泄欲求・睡眠欲求)が動機を作ります。

心の動機「~したい」
意味と価値がなくなると人はこの世から消えていきます。ただ生存しているだけでは人間が生きていることではない、ということを自殺者が如実に物語っています。生きる意味に繋がっているから人間は自己の価値を重要視するのです。

自己価値の高まりと低下

自己価値が高まる
①自分が一番喜べる言語に出会う。例えば、褒められる。
②もっと褒めてもらおう、もっとよく見てもらおうという動機が生まれる。
③どうすれば気に入られるかを考え、それを行動に移す。
④また褒められる=自己価値が高まる言語を一つ取り入れる、もっとが生まれる。

自己価値が低下する
①自己価値を低下させるような場面に遭遇する。例えば、馬鹿にされた、けなされた、考え方を否定された、笑われた、無視された、陰で悪口を言われた、非難されたなど。
②自分の価値が低下した=心が傷ついた
③心の傷を修復したい、あるいは心の傷つきを理解されたいという動機が生まれる。
④-1心の傷を目に見える形で表現する。例えば、ダメージパンツをはく、ケガをする、リストカットをする、体の病気になる、外科手術を受ける、事故に遭う、事故を起こすなど、体で表現する。
④-2言葉で表す。(条件を満たした対話相手が居た場合、効果があります。)

対話相手の条件

話を聞いてくれる人=話の腰を折らずに、批判も評価もしないで傾聴できる人。(途中で説教を始めるような人には話す気がなくなってしまいます。)
カウンセリングや精神分析療法など対話による心理療法は、言語化させて別なこと(リストカットする、病気になるなど)に表せないようにしている方法です。言葉だけなので体が痛い思いをすることはありません。薬も注射も器具も使わない体に負担の少ない方法です。

セラピーで心の整理&心の傷の修復

語って放出しただけでは散らかしただけです。整理術でいえば、押し入れを空っぽにしてもすっきりしたのは押し入れだけで、何も片付いていません。まだ後始末が残っています。
セラピーではただ放り出すだけではなく、それを要る物と要らない物に選別し、整えます。その時に自分を傷つけた心の修復も行います。

セラピーで動機を変えて幸せになる

行動のもとには動機があり、行動すれば必ず何かしらの結果が生まれます。セラピーでは心の整理や心の傷の修復だけではなく、不幸な結果をもたらす動機を幸せな結果をもたらす動機へと考え方と価値観を変えていきます。

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