セラピストの格言-29
『女性は、愛がないとSEXできない。だが、SEXしないと愛が生まれない。どちらにしても愛とSEXは不離一体で、女性自身にしてもどちらが先か、愛の本質は分らないのである』
女性は愛されているという受身的愛の備給と、求められているという必要性のシンクロの交差点で、男性に身を委ねる。
能動性の愛は欲望と一体化してしまうため、愛と性欲の弁別がつかなくなる恐れを回避するために、女性の愛は受身的になる。
それ故に、好きでも嫌いでもない人に求められた時、それを受け容れるか拒否するかの主体は存在しない。その時、ある地方の方言にあるように「そいぼれ(添い惚)」という現象が起きる。
それは身体的交流を重ねていくと情が生まれ、終いに惚れてしまうという意味のそいぼれになる。これが、SEXしないと愛が生まれないということである。