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《セラピストの一言》精神分析を受けた方の変容とセラピーについて

精神分析療法(セラピー)を受けられた20代の女性から声を頂きましたので、ご紹介いたします。

<クライアントのプロフィール>
家族構成/父母と兄・私(妹)
私/27歳 会社員 一人住まい

目次

精神分析を受けられたクライアント様の声 

「あなたは独りで生きてきたんだね。」
その先生の言葉に、私は涙が止まらなくなりました。
今まで抑えていた不安や重圧や孤立感から解放され、感情が堰を切ったようにあふれ出てきました。

世話をしない母(本人はしているつもりだったかもしれませんが)、怒りっぽい父、そんな両親のもとに生まれた私は、本当はとても無力で弱い存在だったのですが、そんな姿を見せたところで、優しくしてもらえるわけでも世話をしてもらえるわけでもないので、というより、そんな姿を見せたら、逆に両親をイラつかせて怒られていたと思います。
私はいい子のフリやしっかり者のフリをし、両親の手を極力煩わせることなく、18歳で親元を離れました。

その一年後、知人の紹介で先生と出逢いました。


精神分析療法(セラピー)を受けて新しい私に

私は表面的には人に甘えることができたので、自分は甘え上手だと思い込んでいました。
本当は人に甘えたり依存することが苦手だと気付いたのは、先生との対話を続けていった後のことでした。それまでは、「私は甘えすぎているから、もっと自分で何でもできるようにならなければいけない」と、いつもそう思って、無理をして頑張ってきました。
「生きるってこんなにも苦しいの? 早く楽になりたい、誰かに助けてもらいたい、でも強くならなきゃ」、そう思っていました。

ある日のセラピーでのこと。
私の甘えも自律性(しっかり者だった私)も、見せかけだったことに気が付きました。
そして、それは私に責任があってそうなったのではなく、頼れる大人が近くに存在しなかったために仕方のないことだったと知りました。
そのことがはっきりした時、私はもうかつての見せかけの場所には居ませんでした。
私は先生のセラピーで真の甘えや依存の体験をし、その心を育て、また逆に、自律性も獲得していたのです。

その事に気が付いた時、過去の自分の置かれていた境遇を思い、悲しみの涙を流しました。
そして、今の自分を見て、誇らしい気持ちになりました。


先生の精神分析療法と私の変容

一方的に「あなたはこうですよ」と言ってくるような先生が主体の方法ではなく、私の無意識の動きを読み取り、それを言葉にしてくれるセラピーでした。
かといって完全に私任せでもなく、方針をしっかり立ててくれていて、どこに向かえばいいのかを常に示してくれていると感じていました。

その精神分析療法は結果的に、過去のみじめで弱くてひとりぼっちだった私に終止符を打たせ、主体的でありながらも他者と共に生きていける、新たな私をスタートさせてくれました。

セラピー(精神分析療法)のご案内

完全予約制で、対話療法によるセラピーを行なっています。対話療法とは、薬物や催眠療法を一切使わない、気付き療法を指します。クライアント自身が自己に気付き、自我を改め、自らを改革できる心理療法です。

この症例のように、クライアントの無意識を読み取り、それを言語化します。
無意識は抑圧されていて、普段は顔を出しません。
寝ている時に見る夢や、錯誤行為(言い間違え、書き間違え等々)などに無意識は現われます。
精神分析家はクライアントの語りを聞いて、その無意識を読み取ります。

一人で悩まずに、是非一度ご相談ください。

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