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セラピストの格言-17

『人は好きな事を止められると、怒り出すか、うつになりペシミストになる


 

好きな事をしている時の人間は、楽しい気分の裡にいる。

何故好きな事をしていると楽しいのか、の問いは、精神分析の構造論で答えるしかない。

それは、対象との同一化である。同一化とは、かつての母との一体感から象徴化した言語の換喩による置き換えられた対象への構造的同一性を云う。

それを止められることは、対象から引き剝がされた様なもので、対象喪失が起き、人はうつになる。

だから、決してその同一化を止めてはならないのである。

もし、それを放置すれば、人はペシミストに、即ち、厭世主義者になってしまう。

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